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「酒屋大賞 2024」の利き酒審査に参加してきました!

「酒屋大賞 2024」の利き酒審査に参加してきました!

いつも零下 -REIKA-をご利用ありがとうございます。
WEB事業部の大角です。

先月、11月20日に東京都港区で行われた「酒屋大賞2024」の利き酒審査、授賞式、そして懇親会に、共同代表の駒澤と共に酒販店員として参加してきました!

このイベントは、全国の酒販店員が「今最もお薦めしたい酒蔵」を選ぶ特別なアワードで、2023年から始まったばかりの注目のイベントです。

今回は、その酒屋大賞の結果についてと、感想を綴らせていただきます。

酒屋大賞とは

「酒屋大賞」は、全国の酒販店員が自信を持って推薦する酒蔵を選出するアワードです。
予選では、42都道府県から288店舗・343名の酒販店員がWEB投票を行い、本選では56名がオープン審査で利き酒を実施しました。

このように、現場のプロフェッショナルたちの視点から選ばれることで、消費者に新しい酒蔵を知るきっかけを提供し、日本酒市場の活性化を目指しています。

ノミネート酒蔵(20蔵)

  • 「稲村屋」鳴海醸造店(青森県)
  • 「伯楽星」新澤醸造店(宮城県)
  • 「綿屋」金の井酒造(宮城県)
  • 「稲とアガベ」稲とアガベ(秋田県)
  • 「写楽」宮泉銘醸(福島県)
  • 「浦里」浦里酒造店(茨城県)
  • 「仙禽」せんきん(栃木県)
  • 「松みどり」中沢酒造(神奈川県)
  • 「荷札酒」加茂錦酒造(新潟県)
  • 「雅楽代」天領盃酒造(新潟県)
  • 「あべ」阿部酒造(新潟県)
  • 「谷泉」鶴野酒造店(石川県)
  • 「飛鳥井」丹生酒造(福井県)
  • 「敷嶋」伊東(愛知県)
  • 「みむろ杉」今西酒造(奈良県)
  • 「豊能梅」高木酒造(高知県)
  • 「田中六五」白糸酒造(福岡県)
  • 「産土」花の香酒造(熊本県)
  • 「よこやま」重家酒造(長崎県)
  • 「飛鸞」森酒造場(長崎県)

受賞結果

  • GOLD賞: 「あべ」阿部酒造(新潟県)
  • SILVER賞: 「みむろ杉」今西酒造(奈良県)
  • BRONZE賞: 「稲とアガベ」稲とアガベ(秋田県)
  • 特別協賛賞(FERMEX賞): 「稲とアガベ」稲とアガベ(秋田県)

所感

いやぁ…こうやっておいしいお酒を飲める機会があると、日本酒の仕事をしていて本当に良かったなぁと感じますね。

まず、弊社で唯一取引のある新澤醸造店さんは安定の酒質の良さでした。
特に「残響」は思ったよりもフレッシュ感があり、精米歩合7%でこの香り・味わいが出せるのか、と改めて凄さを実感しました。

また、受賞された「あべ」や「みむろ杉」、受賞はしませんでしたが、「産土」や「荷札酒」なども期待通りの美味しさでした。普段はあまり飲む機会がないからこそ、それぞれの個性が際立ち、とても新鮮でした。

一方、最近よく耳にする「稲とアガベ」。
実はまだ飲んだことがなかったので、その独特な味わいに大変衝撃を受けました。
日本酒の枠を超えた新しい挑戦を感じました。
(正確には日本酒ではなく、その他の醸造酒ですので当たり前ではありますが)

中でも、ホップを使用した「花風」は、クラフトビールのようなニュアンスがあり、単体でも面白く、お料理とも合わせやすいお酒で、ぜひ自分でも手に入れたいと感じました。

他には、久しぶりに飲んだ「横山五十」はジューシーで美味しく、(東洋美人の系譜でもあり)取り扱いたい!と思ったり…

初めて知った銘柄もあり、大変充実した時間を過ごせました。

懇親会の乾杯の様子

何より、これまでお会いする機会のなかった酒蔵の皆様や、個性的な酒屋さんとも交流でき、業界歴の浅い自分にとっては本当に価値ある時間でした。

今後、受賞銘柄を中心に取り扱いを増やしていくべく、酒蔵の皆様にアプローチをしておりますので、楽しみにしていただけたら幸いです。

まとめ

今回、「酒屋大賞2024」に参加し、多くの素晴らしい日本酒と出会い、業界の方々との貴重な交流を持つことができました。

この経験を活かし、よりオンラインショップ「零下 -REIKA-」でも、さらに多くの魅力的なお酒を楽しんでいただけるようにしていきたいと思います。

ありがとうございました!

この記事の監修者

日本酒王子の写真

日本酒王子

近藤悠一

Sake Prince, Yuichi Kondo

・店舗のない日本酒専門店「さくら酒店」代表取締役社長
・YouTuber
・NHK文化センター・毎日文化センター日本酒講師

1980年、岐阜県大垣市生まれ。
金沢大学在学中、ニューヨーク州立大学バッファロー挍へ1年間派遣留学。 日本人としてのアイデンティティを強く感じさせられ、日本文化において最も好きな日本酒を専門とする酒屋になることを決意。
大学卒業後、商品先物取引業者での勤務や、日本酒専門店・山中酒の店での店長職を経て、2013年に「さくら酒店」を創業。
「日本酒王子」としてマリアージュのイベント企画開催、法人様向け営業、人事労務などを担当。利酒師合格経験あり。
これまで5000種類以上の日本酒を利き酒してきた実績を活かし、YouTubeチャンネル(登録者数5000人超)では、日常に寄り添ったおすすめの日本酒を「忖度なし」で紹介。
LINEオープンチャット「教えて!日本酒王子」の参加者は600人にのぼる。