本記事では世界一高い日本酒についてご紹介をします。
日本酒の値段は、さまざまな要素で決まりますが、その希少性によって価格がとてつもなく跳ね上がることがあります。
普段飲む機会はなくても、そういった希少な日本酒について詳しく知りたい、そして何かの折には購入してみたい、そういった方も多くいるのではないでしょうか。
そこで、今回は、現在正規ルートで購入可能な日本酒ランキングTOP3をご紹介していきます。
一般的にお酒が高額になる理由についても解説をします。お酒の知識を深めてよりいっそうお酒を楽しみましょう。
超高級酒が高値で取引される3つの理由
お酒は時折、億を越す金額で取引されることがあります。
そもそも、なぜこれほど高額で取引されるのでしょうか。
高額な値段のつくボトルには複数の要因が影響していますが、
- 熟成年数が長い
- 少数しか生産されていない
- プレミアがついた。
といった理由が主に挙げられます。
熟成年数
「熟成年数」とはその名の通り、製造されてから何年たっているかを表しています。ただし、単に製造年数が古いだけで高値がつくわけではありません。
熟成を行うためには温度や湿度の明度などを厳格に管理し続ける必要があります。
良質な状態を長期間にわたって保つことは難しいため、長期間の熟成できているお酒は高い価格がつきます。
また、お酒は熟成すればするほど徐々に蒸発していきます。
そのため、熟成を数十年行うと残るお酒の量は少なくなり希少なことから高額になることが多いです。
少数生産
手間のかかるお酒やこだわりのあるお酒は高額になる傾向があります。
特に、製造工程で「上質な部分のみを使う」「じっくり時間をかける」といった工夫を行っているお酒や「特定の条件を満たした原料のみを使う」といったこだわりのあるお酒は高額になることが多くあります。
一度に大量に造ることができず、少数しか生産することができないため、その希少性が高値になる理由です。
プレミアがつく
極端に希少価値の高いものは高額になります。
特に、現存するものが非常に限られる場合やいわゆる「幻の1本」と呼ばれるようなマニアからの熱狂的な人気のあるお酒は非常に高額で取引されることが多いです。
また、オークションなどの競売によって取引されるため、時間が経つにつれ急激に価値が上がるといった特徴があります。
こうしたお酒は世界的な評価が高まることからお酒としての価値だけでなく、資産としての価値を持つこともしばしばです。
そのため、コレクターではない購入者による営利のみを目的とした違法な転売が横行していることも問題視されることが多いという特徴もあります。
しかし反面、それだけ夢中になる人の多い種類のお酒であるとも言えます。
シリーズものなどはさらに高価になる場合も
また、連番で販売されたいわゆる「シリーズもの」のプレミア品ではさらに高額になることがあります。
毎年生産されるものなど、連続して生産されるものは全て揃えることが難しいため、一本ずつ揃えるよりも連番で所有することで価値が高まります。
実際にあるウイスキーの54本セットが約9700万円で落札されたこともあります。
世界一高い日本酒ランキングTOP3
ここでは高価な日本酒のトップ3をご紹介します。
今回のランキングでは日本酒の知識を深めるだけでなく、飲んで楽しむことにも興味のある方のために、
「入手困難な数量限定品」「すでに販売が終了したヴィンテージ品」は除外し、「現在、正規ルートで入手可能な日本酒」かつ「定価で販売されている日本酒」の中から希望小売価格が高額な日本酒を上位から3つピックアップしてご紹介します。
【第1位】零響 -absolute0-
第1位は「零響(れいきょう) -absolute0- 」。価格は税込38万5千円と現在入手可能な日本酒の中では最高額です。
「零響」の最大の特徴は、原料である玄米を磨いて残った量である精米歩合が0% 台であること。
精米歩合は低ければ低いほど上質で雑味やクセのない日本酒であることを示しますが、日本酒醸造の世界において精米歩合をここまで下げることは非常に難しいとされてきました。
これまで誰も挑戦したことのない限界へ挑んだことで、他の日本酒では体感することのできない新境地ともいえます。
また、パッケージは伝統工芸士によって一つずつ手作りされた組子細工で、小さな欠片が少しずつ左右へ開くという、なんとも粋なギミックも詰まっています。
「零響」は非常に高額な日本酒であるとともに、確保できる原料が限られるため生産数が少なく、限定333本しか流通しません。
「零響」特約店である、零下でも「零響」を販売中ですが数に限りがございます。
最高級の日本酒を味わいたい、そんな方のためにマイナス5℃で最高の品質管理をして販売しておりますので、ぜひ特別な日にご賞味ください。
- 宮城県( 新澤醸造店)
- 精米歩合:0.85%
- 385,000円(税込)
【第2位】大吟醸 朱金泥能代醸蒸多知(しゅこんでいのしろかむたち)
第2位は「大吟醸 朱金泥能代醸蒸多知(しゅこんでいのしろかむたち)」。税込み価格11万円という高級酒です。
「朱金泥能代醸蒸多知」は秋田県能代市にある喜久水酒造によって造られています。
この蔵元の特徴は、国の重要有形文化財に指定されているトンネル貯蔵庫を日本酒の貯蔵に用いていることで、年間通して11℃に保たれた内部は約6万本収納可能な点。
「朱金泥能代醸蒸多知」を始めとした上質な日本酒を、最適な環境で熟成することで最高のお酒を世に送り出しています。
「朱金泥能代醸蒸多知」は兵庫県産山田錦で造られた大吟醸酒。また原料だけでなく製法にもこだわっており、丁寧で時間をかける製法が特徴で、酒袋から滴り落ちるしずくだけを集めたお酒を3年間熟成させています。
- 秋田県( 喜久水酒造)
- 精米歩合:33%
- 110,000円(税込)
【第3位】2021年夢雀(むじゃく)
第3位は「2021年夢雀(むじゃく)」。定価でも10万円弱で販売される高級日本酒です。
「夢雀」シリーズは山口県岩国市で最古の酒造、堀江酒場によって造られています。「ワインに対抗できるような日本酒を造る」という目標を掲げて造られた日本酒で、日本では神に仕える鳥と称される「雀」と一緒に「夢」を世界に運ぶとの思いを込めて「夢雀(むじゃく)」と名付けられたそうです。
「夢雀」は原料に拘って造られていることが特徴。
日本の名水百選のひとつ錦川の湧き水で仕込み、原料となるお米は伊勢神宮の神田で見つかったとされるコシヒカリの突然変異種イセヒカリを有機農法で栽培し、精米歩合18%まで丹念に磨き上げられています。
また、「夢雀」シリーズはワインのように長期熟成を行うことを想定して造られている「ヴィンテージ日本酒」であることも大きな特徴です。
最も古い「2016年夢雀」のヴィンテージストックの公式オンラインショップでの販売価格は43万円で、ドバイのレストランでは日本円で60万円相当の価格で販売されたこともあるそうです。
熟成を行うと果物のような香ばしさが複雑に重なり合い、上質な味わいへと変化します。
- 山口県( 堀江酒場)
- 精米歩合:18%
- 96,800円(税込み)
「零響」を買うなら、マイナス5℃管理がおすすめ
日本酒「零響」は最も高い日本酒でしたが、ウイスキーやワインに比べると購入しやすいお酒とも言えるかもしれません。
零下では、マイナス5℃で管理を徹底しているため、究極までうまい状態で商品を保存しています。。
「もしも「零響」を買ってみたい。」と思った方は、ぜひ当店でご購入いただけますと、きっとご満足いただけるはずです。