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日本酒のソーダ割が人気急増!作り方のポイントやアレンジ方法を解説

日本酒のソーダ割が人気急増!作り方のポイントやアレンジ方法を解説

本記事では日本酒のソーダ割りについて解説をします。

日本酒のソーダ割は非常に美味しく、近年注目されている飲み方です。しかし、あまり馴染みがないという方もまだまだ多いのではないでしょうか。

そこで、日本酒のソーダ割のおすすめポイントや作り方、おすすめのアレンジ方法について、幅広くご紹介していきます。 

簡単にできて美味しい飲み方なので、「スカッとした日本酒が飲みたい」というときにはぜひ試してみてください。

人気上昇中!日本酒のソーダ割

近年、日本酒のソーダ割が新しい飲み方として注目されています。

スパークリング日本酒などが市場に登場したことにより、日本酒+炭酸の組み合わせが認知され始めました。

また最近では日本酒に氷を入れることやシャーベット状のみぞれ酒、日本酒カクテルなども徐々に浸透してきており、 固定観念にとらわれず、美味しい飲み方を模索することは楽しくワクワクするものです。

日本酒のソーダ割のおすすめポイント

日本酒のソーダ割

日本酒のソーダ割がなぜ美味しいと言われているのか、その理由やポイントをいくつかご紹介します。

独特のクセが少なく飲みやすい

 日本酒を炭酸で割ることで、日本酒の独特のクセが少なくなるため、日本酒のクセが苦手な方でも日本酒のソーダ割は美味しくいただくことができます。

飲み口がスッキリする

 ソーダ割にすると飲み口がスッキリとし、非常に飲みやすくなります。 夏場は特に爽快感を感じられるためおすすめです。

レモンやグレープフルーツ、ライムなどを絞るとさらに爽やかさを感じられます。

乾杯にも最適

 最初の一杯に日本酒はハードルが高いと思う方でも、ハイボール感覚で飲むことができます。 日本酒は比較的アルコール度数が高く、少し飲みにくいという方でも、炭酸で割ることで初心者でも飲みやすいお酒になります。

さまざまな食事と合わせやすい

 日本酒のソーダ割は爽やかな軽い味わいであるため、様々な料理との相性が良いです。 あっさりとした味付けのものから濃い味付けのものまで、幅広いジャンルの食事と合わせやすいことがメリットとして挙げられます。

美味しい日本酒ソーダ割の作り方

日本酒ソーダ割日本酒のソーダ割の作り方をご紹介。 一手間加えることでさらに美味しく作ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

材料

 日本酒のソーダ割に必要な材料は以下の通り。

  • お好みの日本酒
  • 炭酸
  • 氷 

作り方

  1. まず冷やしたグラスに氷をたっぷり入れます。
  2. 次にグラスに日本酒を注ぎ、その後炭酸が抜けないようにソーダをグラスに沿わせながら注ぎます。
    日本酒:炭酸の割合は1:1もしくは2:3がおすすめです。 日本酒のアルコール度数は15度前後から20度程度ですが、この割合で割ると6度から10度程度になり、飲みやすくなるためです。
  3. 炭酸が抜けないようにゆっくりと1回軽く混ぜたら完成です。

ワンランク上の日本酒ソーダ割を作るポイント

さらに美味しく、ワンランク上の日本酒ソーダ割を作るポイントをいくつかご紹介します。

純氷を使用する

氷を溶けにくい純氷にすることで水っぽくなりにくく、最後まで美味しい日本酒のソーダ割がいただけます。コンビニなどで販売されているロックアイスなどでもOKです。

材料はあらかじめ同一に冷やしておく

材料をあらかじめ冷やしておくことで、より美味しい日本酒のソーダ割が出来上がります。 材料にはグラスも含みます。

アルコールに水や炭酸などを加えると、およそ3度ほど温度が上がると言われており、氷が溶けてしまったり、全体的に温度がぬるくなってしまうことがあるので材料はよく冷やしておきましょう。

うすはりグラスを使用する

うすはりグラス

「うすはりグラス」とは極薄のガラスから作られたグラスのこと。

薄さ約0.9mmの繊細な飲み口ゆえにお酒の舌触りや香りを強く感じられ、触れる唇にもお酒の温度がダイレクトに伝わりやすくなるため、触覚的にもお酒を楽しむことができるのです。

グラスの存在を感じることなく、お酒の良さが最大限に引き立てられます。

ガシャガシャとかき混ぜない

日本酒と炭酸の比重の違いから炭酸を注いだ時点でほぼ混ざった状態になっているため、軽く混ぜるだけで十分です。

強く何度もかき混ぜると炭酸が抜けてしまい、さらに氷も解けてしまい味が薄くなってしまうため、ガシャガシャとかき混ぜるのはやめましょう。

日本酒ソーダ割のアレンジレシピ

日本酒のソーダ割

 日本酒ソーダ割のアレンジレシピをご紹介。日本酒本来の良さは残し、また違った味わいを楽しめるアレンジ方法ですのでこちらも参考にしてみてください。

柑橘系をピールする

レモンやライムの皮を削ぎ落しその皮を搾ると爽やかな香りを楽しむことができ、格別の美味しさになります。 グラスを口元へ運んだ際に柑橘系の爽やかな香りを感じられます。

フィズスタイルに

甘いものが好きな方はフィズスタイルがおすすめ。砂糖を使用するため、日本酒は甘口でないものが合わせやすいです。

必要な材料は以下の通りです。

  • 甘口以外の日本酒
  • 炭酸
  • 砂糖
  • レモン果汁

<作り方の手順>

  1. 日本酒に砂糖、レモン果汁を加えシェイクします。
  2. シェイクしたものをグラスに入れ、炭酸を注いで完成です。

グラスを冷やしておくとより美味しくいただけます。

SAKEソニック

ソーダとトニックを合わせることで日本酒のふくよかなテイストにトニックの苦味が複雑に混ざり、大人な味わいになります。

SAKEソニックの作り方は基本的にはジンソニックと同じです。

必要な材料は以下の通りです。

  • お好みの日本酒
  • トニックウォーター
  • 炭酸
  • お好みでレモンスライス

<作り方の手順>

  1. まず氷を入れたグラスにお好みの日本酒を注ぎます。
  2. 次にトニックウォーターと炭酸を1:1の割合で加え、最後にお好みでレモンスライスを入れて完成です。

色々な日本酒のソーダ割りを試してみよう

日本酒のソーダ割の飲み口はスッキリとしていて、日本酒があまり得意でない方にもおすすめの飲み方です。

スカッとした日本酒が飲みたい、または夏の暑苦しい日にとてもおすすめですので、ぜひお気に入りの日本酒で試してみてください。

この記事の監修者

日本酒王子の写真

日本酒王子

近藤悠一

Sake Prince, Yuichi Kondo

・店舗のない日本酒専門店「さくら酒店」代表取締役社長
・YouTuber
・NHK文化センター・毎日文化センター日本酒講師

1980年、岐阜県大垣市生まれ。
金沢大学在学中、ニューヨーク州立大学バッファロー挍へ1年間派遣留学。 日本人としてのアイデンティティを強く感じさせられ、日本文化において最も好きな日本酒を専門とする酒屋になることを決意。
大学卒業後、商品先物取引業者での勤務や、日本酒専門店・山中酒の店での店長職を経て、2013年に「さくら酒店」を創業。
「日本酒王子」としてマリアージュのイベント企画開催、法人様向け営業、人事労務などを担当。利酒師合格経験あり。
これまで5000種類以上の日本酒を利き酒してきた実績を活かし、YouTubeチャンネル(登録者数5000人超)では、日常に寄り添ったおすすめの日本酒を「忖度なし」で紹介。
LINEオープンチャット「教えて!日本酒王子」の参加者は600人にのぼる。