日本酒との出会いは一期一会。今まで飲んだ銘柄のラベルをコレクションしている、というお客様の声を聞くこともあります。
日本酒のラベルには美しいものや、ユニークなデザインのものもたくさんあるため「記念に残しておきたい」「額に入れて飾りたい」という方もいらっしゃると思います。
そこで、本記事では、日本酒のラベルを瓶からはがして、コレクションする方法をお伝えしていきます。簡単にできますので、ぜひお試しください。
日本酒のラベルを剥がす6つの方法
まずは瓶からラベルをはがします。ラベルをはがす方法として6つのやり方をご紹介します。
1. 水またはお湯に瓶ごとつけてはがす
日本酒のラベルは水やお湯で簡単にはがせる場合が多いです。バケツやお風呂に水またはお湯をはり、瓶ごとラベルの部分が浸かるようにして入れます。この時、空になっている瓶は浮いてきてしまうため瓶に水を入れておきましょう。この状態で数時間程度放置します。
数時間経ったら瓶を水から取り出し、ラベルを端から丁寧にめくります。非常に簡単で、きれいにはがせる方法ではありますが、数時間かかってしまうのが難点です。
2. 蒸気やドライヤーの熱ではがす
やかんでお湯を沸かす際に発生する蒸気やドライヤーの温風をラベルにあてることではがすこともできます。ドライヤーの温風をあてる際は先にラベルを少し濡らしておくことではがれやすくなります。この方法は熱によってノリを溶かしてはがす方法です。
3. ラップを使ってはがす
ラップを使ってはがす方法もあります(1番目の方法と原理は同じ)。まずラベルに霧吹き等で水をたっぷりと吹きかけます。その後ラベルをラップで包み、1時間程度放置します。1時間程度経過したらラベルを端からゆっくりとはがします。自宅にバケツのない方や一時的にお風呂に水を貯めておくことが難しい方などにおすすめです。
4. 日本酒用のラベルコレクターを使う
日本酒のラベルをはがすために、日本酒用のラベルコレクターというものも存在します。ラベルに透明なフィルムを貼り付け、上から強く擦ります。強く擦ってフィルムとラベルが完全に密着していることを確認したらフィルムごとゆっくりとはがします。
この方法は瓶からラベルをきれいに剥がすのではなく、文字の部分をフィルムに貼り付けて持ち上げる方法であるため、ラベルを完全に綺麗な状態でコレクションしたい方には向かないかもしれません。
5. シールはがしスプレーを使用する
シールはがしスプレーは100円ショップやホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。
シールはがしスプレーには粘着力を落とすための溶剤が充填されています。この溶剤は揮発性があるものが多いため、ラベルが濡れても気にせずにスプレーして問題ありません。ラベルから10cm程度離してスプレーしましょう。スプレーする際はラベルの中心ではなく端の方からかけていくことできれいにはがすことができます。
ラベル全体にスプレーできたら2~3分放置し、その後ゆっくりとラベルを端からはがしていきます。ヘラなどを使ってはがすこともおすすめです。ヘラはシールはがしスプレーに同封されている場合も多いです。シールはがしスプレーはものによって使用方法が異なる場合があるため、購入したスプレーの使用方法をよく読んでから使用しましょう。
6. リモネンを使用してはがす
リモネンとは柑橘類の果皮に含まれている物質で、シールはがし用として販売されているものもあります。このリモネンを使用して日本酒のラベルもはがすことができます。
リモネンをラベルの角に塗り数分放置すると少しずつはがれていきます。はがれた部分に再度リモネンを塗り、少しずつはがす作業を繰り返すことでラベルをきれいにはがすことができます。ただし、この方法は手にリモネンの香り(レモンのような香り)が染みついてしまうことが懸念点です。水やお湯を使用してはがすよりも短時間ではがすことができますが、リモネンの強い香りが苦手な方にはおすすめできません。
日本酒のラベルをコレクションする方法
ラベルを剥がした後は、以下の手順でコレクション用に仕上げていきます。
乾燥させシワをのばす
はがしたラベルが濡れている場合はラベルを乾燥させます。必ず粘着面を上にして乾燥させましょう。粘着面を下にしてしまうと置いていた場所に張り付いてしまい再度はがすことが大変になってしまいます。また置く場所によっては汚れがついてしまったりくっついてしまったりするため、クリアファイルや下敷きなどの上で乾燥させることをおすすめします。
乾燥させたらラベルをコピー用紙などの紙に貼り、本や雑誌などに挟んだり重しを乗せたりしてシワを伸ばします。シワがのばせたらラベルからはみ出ている紙をハサミで丁寧にカットします。
黒い画用紙に貼る
ラベルを乾燥させ、シワを伸ばしたら黒画用紙にのりをつけて貼ります。その後画用紙をラベルの周りに3-5mm程度残してハサミでカットして完成です。画用紙に貼った後、シワが気になる場合は再度重しを乗せるなどしてシワをのばすときれいになります。
白系のラベルは黒画用紙に貼るとよく映えますが、黒色など濃い色のラベルの場合は黒画用紙ではなく金色の画用紙に貼ることもおすすめです。完成したものは額に入れて飾るのもよいですし、ファイリングしてコレクションするのもよいでしょう。飲んだ感想や日付、思い出などを一緒に記しておくこともおすすめです。
ラベルをはがす際の注意点
ラベルをはがす際に注意する点がいくつか存在します。これらの注意点をおさえておくことで安全に瓶からラベルをはがすことができるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ガラスは急激な温度差で割れてしまう可能性がある
日本酒の瓶はガラスでできているものがほとんどです。ガラスは急激な温度変化で割れたりひびが入ってしまったりする可能性があります。一般的に60℃の温度差で割れるリスクが高くなると言われています。
例えば、温度の低い場所で保管していた瓶のラベルをはがそうとしてお湯につけたりドライヤーの温風をあてたりした場合などは危険です。あらかじめ瓶に水を入れておくことで急激な温度変化で割れるリスクを軽減することができます。お湯やドライヤーなどを使用すると瓶は高温になることもあるため火傷にも注意しましょう。
スプレーやリモネンの取り扱いに注意する
シールはがしスプレーなどスプレーガスが含まれているものの中には引火性があるものも存在します。スプレーを使用する際には部屋を換気した上で適切な噴射時間・距離を守りましょう。またガスコンロなど火気のある場所では使用しないことが重要です。
リモネンもスプレーガス同様に引火しやすいため取り扱いには注意が必要です。火気のある場所では使用しないこと、また皮膚についた場合はかならず石鹸を使って洗い流してください。
最後に
はがしたラベルは画用紙などに貼ってコレクションすることで、より日本酒ライフが楽しくなるかもしれません。飲んだ日本酒の記録にもなりますし、額に入れればインテリアとして飾ることもできるので、ぜひ試してみてください。
当店・零下では、マイナス5℃の管理とクール配送を徹底しておりますので、最高品質の状態で日本酒を飲みたいというご要望にしっかりお応えすることができます。
さらに、LINEの友だちになっていただくと、10%OFFのクーポンもプレゼントしています。この機会にぜひ友だち追加をお願いいたします。
▶︎友だち追加はこちら: https://lin.ee/135Qt5X