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高級日本酒ランキングBEST10|プレミアム銘柄の専門店が厳選

高級日本酒ランキングBEST10|プレミアム銘柄の専門店が厳選

本記事では、日本酒のプレミアム銘柄専門店・零下(れいか)で取り扱いのあるお酒の中から、価格順にランキングベスト10をご紹介していきます。

「記念日に」「ハレの日に」「特別なプレゼントに」ぴったりなお酒を探しているという方はぜひこちらのお酒を選んでみてはいかがでしょうか。それぞれ、お酒の特徴や相性のいいお料理もご紹介していきますので、あわせて参考にしてみてください。

高級な日本酒とは

ひとえに高級な日本酒といっても、定義があるわけではありません。一般的な感覚でいうと、5千〜1万円以上の商品は特別感を感じられる方が多いようです。

また以下のような特徴が挙げられます

  • 低い精米歩合(50%以下)
  • 特別な製法や熟成期間
  • 限定生産
  • 特別な原料米の使用

ただし、価格 = お酒の価値ということは決してなく、リーズナブルなお酒であっても、プレミア感のある日本酒は多数あり、実際には原材料や希少性(現実的に生産できる量)、その他の原価(造りにかかる時間や工数)などによって売値が大きく上がるケースが多くあります。

高級な日本酒を選ぶポイント

一番選びやすいポイントとしては、予算と見た目です。

最高級にラグジュアリーな体験をしたいということであれば、商品はある程度限られますし、数万円の予算であれば、選択肢も増えていきます。

より上級者の選び方としては、造り手や産地、原材料で選ぶことです。

どう造られたかは味わいにも直結する部分ですし、商品に込められた想いも付加価値として非常に重要だと感じます。

より詳しいポイントは以下の記事も参考にしてみてください。

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保存方法も要チェック!【マイナス5℃がベスト】

さらにこだわりたいポイントとしては、ショップごとの商品の保管方法です。
ベストは日本酒の保管に最適とされているマイナス5℃での保管です。

特に最高級の商品であれば、最もフレッシュで最高のクオリティーで飲んでいただきたいもの。

当店・零下では、今回ご紹介する商品を始め、冷蔵保存が推奨の商品は全てマイナス5℃で管理しておりますので、ご入用の際は安心してご注文ください。

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高級な日本酒ランキングBEST10【価格順】

ここからは零下で取り扱いのある商品から価格順に、日本酒のランキングベスト10を紹介していきます。

1位:零響(れいきょう) -Absolute 0-  シリーズ 【最高約46万円】

1位:零響(れいきょう) -Absolute 0-  シリーズ 【最高約46万円】
  • 価格:385,000円〜462,000円 ※執筆時
  • 蔵元:新澤醸造店(宮城県)
  • 精米歩合:1%未満(0.85%)
  • おすすめのペアリング:脂の乗った白身のお造り、 旬の貝類、 牛タン、 ヴィシソワーズ、 ブルーチーズ、 メロン

5297時間(221日)かけてお米全体の99.15%を削り、残りの0.85%の部分だけでお酒を醸した究極の日本酒。

葡萄や苺を思わせるやさしい香りとベルベットのように滑らかでしっとりとしたアタックが口の中を花火のように彩ったかと思えば瞬時に消え去り、残るはほのかな余韻のみ。

あなたの特別な「節目」に最高の日本酒を。贅沢で優雅なひと時を演出いたします。

※価格はヴィンテージの年数によって異なります。

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2位:NIIZAWAシリーズ【最高約22万円】

2位:NIIZAWAシリーズ【最高約22万円】
  • 価格:85,800円〜220,000円 ※執筆時
  • 蔵元:新澤醸造店(宮城県)
  • 精米歩合:1%未満(0.85%)
  • おすすめのペアリング:脂の乗った白身のお造り、 旬の貝類、 牛タン、 ヴィシソワーズ、 ブルーチーズ、 メロン

特別契約栽培米「蔵の華(くらのはな)」を350時間かけて自家精米したお米で造られるNIIZAWAシリーズ。また

しっかりと丸みと旨味を中心部分に感じさせつつ、色気のある味わいと時を忘れさせるほどに長い余韻が楽しめる最高に贅沢な一本。

年間1000本限定で生産され、毎年世界トップレベルのアーティストの作品がラベルに採用されており、コレクションにもぴったりなお酒です。

※価格はヴィンテージの年数によって異なります。

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3位:NIIZAWA KIZASHIシリーズ【最高約20万円】

3位:NIIZAWA KIZASHIシリーズ【最高約20万円】
  • 価格:55,000円〜202,400円 ※執筆時
  • 蔵元:新澤醸造店(宮城県)
  • 精米歩合:7%
  • おすすめのペアリング:脂の乗った白身のお造り、 旬の貝類、 牛タン、 ヴィシソワーズ、 ブルーチーズ、 メロン

高い精米歩合では非常に難しい麹由来の旨味を引き出すことに成功し、米の旨味を味わうことができる一本。クリアな甘みの中にエレガントさを感じる味わいです。

また優れた現代アーティストとのコラボにより、若手作家を応援するとともに、日本酒の価値を世界に発信するというプロジェクトで生まれた当商品。

直近のボトルデザインには、鈴木 康広(2023)、大宮エリー(2022)、ミヤケマイ(2021)といった作家の作品が使われており、当商品の売上の一部は、文化芸術の振興に寄与する活動にも使われています。

年間1000本限定の貴重な1本。ぜひ一年の楽しみに加えてみてはいかがでしょうか。

※価格はヴィンテージの年数によって異なります。

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4位:伯楽星 純米大吟醸 道場六三郎シリーズ【約18万円】

4位:伯楽星 純米大吟醸 道場六三郎シリーズ【約18万円】
  • 価格:179,300円 ※執筆時
  • 蔵元:新澤醸造店(宮城県)
  • 精米歩合:1%
  • おすすめのペアリング:脂の乗った白身のお造り、旬の貝類、前菜類(野菜)

日本料理界のレジェンドである道場さんが、自ら蔵に足を運んで種麴から仕込み、利き酒、味わい、糖度の設計に至るまで関わって醸された1%精米の純米大吟醸。

控えめな苺のような香りから、軽やかなアタック、すっきりとした味わいと潔いあと切れの良さが和食全般を引き立てます。 通常、味わいたくても味わえない米の芯のみの旨味が凝縮。伯楽星特約店が、各店2本のみ取り扱うことができる数量限定商品です。

5位:残響 超特選 純米大吟醸 Super7 シリーズ【最大約5万円】

5位:残響 超特選 純米大吟醸 Super7 シリーズ【最大約5万円】
  • 価格:33,000円〜52,800円)※執筆時
  • 蔵元:新澤醸造店(宮城県)
  • 精米歩合:7%
  • おすすめのペアリング:脂の乗った白身のお造り、 旬の貝類、 牛タン、 ヴィシソワーズ、 ブルーチーズ、 メロン

2010年アメリカ・グラミー賞のレセプションで振る舞われた残響ですが、IWC2024(インターナショナルワインチャレンジ)では超特選 純米大吟醸 残響2021・2022が純米大吟醸部門 ゴールド賞を受賞しています。

契約栽培米「蔵の華(くらのはな)」を350時間かけて自家精米し、日本酒史上最小級の精米歩合「7%」(=米の表面を93%削る)で生み出された本商品。

洋梨を思わせるおだやかな香りと、白ブドウやマスクメロンを感じさせる気品ある香味。そして、味わいは限りなく綺麗な透明感と幾重にも折り重なりながら響く余韻を堪能することができる一品です。

※価格はヴィンテージの年数によって異なります。

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6位:雨後の月 䨩 RAY 純米大吟醸【約4万円】

6位:雨後の月 䨩 RAY 純米大吟醸【約4万円】
  • 価格:39,600円 ※執筆時
  • 蔵元:相原酒造(広島県)
  • 精米歩合:7%
  • おすすめのペアリング:前菜全般、白身魚のカルパッチョ、雲丹、キャビア

「䨩 RAY」とは、神秘的で不思議な力、魂という意味があります。ボトルに刻まれたラインは、一条の光(新時代の輝き)がイメージされており、ボトル全体で、一条の光が天から地上に伸びる様子を表現した非常に芸術的なボトルデザイン。

雨後の月のコンセプトである「上品・綺麗・透明感」を、超高精白にしかない深い余韻と洗練された吟味によってさらに深化させ、最後の一滴まで品格を演出する、透き通ったセンシティブな味わいが堪能できる一本です。

7位:勝山 「ダイヤモンド暁」 純米大吟醸 遠心しぼり【約4万円】

7位:勝山 「ダイヤモンド暁」 純米大吟醸 遠心しぼり【約4万円】
  • 価格:37,400円 ※執筆時
  • 蔵元:仙台伊澤家勝山酒造(宮城県)
  • 精米歩合:35%
  • おすすめのペアリング:サーロイン・ステーキ、 和牛すきやき、 刺身(大トロ、うに)、 キャビア、 熟成生ハム、 熟成チーズ、 鮑のステーキ、 北京ダック

現存する唯一の仙台伊達家御用蔵である宮城県・仙台伊澤家勝山酒造のラインナップの中でも最高峰の一本です。

独自に改良を重ねた遠心分離機で醪(もろみ)を高速回転させ、高純度の酒のエッセンスのみを抽出した一大ブランドが「暁(あかつき)」。その中でも、「透明感・純度がより高く、より比重の小さい極芯部分」のみを集めた究極のお酒に、「ダイヤモンド暁」という名前がつけられました。

果てしなくクリアな透明感と傷が一切無い液体の純度、最高峰の酒米による米の甘味、綺麗な輪郭を描く酸の存在感、厚みのある堅固なボディ、 そしてどこまでも澄み切った美しい余韻は、正に「液体のダイヤモンド」と呼ぶにふさわしい完璧な美を創り上げています。

8位:作(ざく) 「智(さとり)」 純米大吟醸 滴取り【3.3万円】

8位:作(ざく) 「智(さとり)」 純米大吟醸 滴取り【3.3万円】
  • 価格:33,000円 ※執筆時
  • 蔵元:清水清三郎商店(三重県)
  • 精米歩合:40%
  • おすすめのペアリング:帆立のタルタル、じゅん菜のゼリー寄せ、グレープフルーツとアボカドのサラダ、 鮑の冷製前菜、帆立のシューファルシー、鱸のカルパッチョ、海老とフカヒレのスープ

大人気の日本酒、作(ざく)の中でも、特撰に指定されている商品。

名前につけられた「「滴(しずく)取り」」とは、「40%精米の山田錦を低温発酵させた贅沢なもろみを袋に入れて吊るし、圧力を加えず自重で滴り落ちる液体のみを詰めた」製法を意味しています。

その製法ゆえに、一回の仕込みで少量しか取れない非常に希少なお酒です。

華やかでふくよか、透明感に溢れた極上の1本。2016年、G7伊勢志摩サミットの食事会の乾杯酒に選ばれ、各国首脳に絶賛され、2020年にはKura Master 2020 最高賞であるプレジデント賞を受賞しています。

9位:石鎚 ∮-INTEGRAL 純米大吟醸【約2.5万円】

9位:石鎚 ∮-INTEGRAL 純米大吟醸【約2.5万円】
  • 価格:25,179円 ※執筆時
  • 蔵元:石鎚酒造(愛媛県)
  • 精米歩合:33%
  • おすすめのペアリング:中とろにぎり、金目鯛やノドグロの塩焼き、ローストチキン

酒米のダイヤモンド兵庫県産「愛山」を丁寧に精米し、華やかな香りと透明感のある上質な味わいを実現。厳選された原材料、計算し尽くした醸造技術、 そして酒造りへの情熱。その全てが完全なバランスで調和した一瞬をとらえてつくりあげました。

大切な方と過ごす人生の特別な瞬間にお楽しみいただきたい、石鎚ブランドの最高峰です。

10位:石鎚 Vanquish【約1.5万円】

10位:石鎚 Vanquish【約1.5万円】
  • 価格:13,976円 ※執筆時
  • 蔵元:石鎚酒造(愛媛県)
  • 精米歩合:25%
  • 相性のいい料理:キャビア、白身魚のカルパッチョ、牡蠣のムース

「純愛媛県産」にこだわって醸された美しく薫る純米大吟醸。

これまでの常識や固定概念を「打ち破る(VANQUISH)」という心意気を名前に込めた蔵元渾身の一本。

西国一標高の高い霊山「石鎚山」をモチーフにした形状の専用カートン入りです。

【参考】価格帯別商品リスト

今回ご紹介した商品を価格帯別にご紹介いたしますので、あわせてご参考にしてください。

  • 40万円以上:零響 Absolute 0
  • 20万円以上:NIIZAWAシリーズ、NIIZAWA KIZASHIシリーズ
  • 10万円以上:伯楽星 道場六三郎シリーズ
  • 5万円以上:残響 Super7シリーズ
  • 3万円以上:雨後の月 RAY、勝山 ダイヤモンド暁、作 智
  • 3万円未満:石鎚 INTEGRAL、石鎚 Vanquish

最後に

いずれをとっても日本酒ファンなら一度は飲んでみたいと垂涎の的です。

飲んだらきっと心に刻まれること間違いなし。そんなわけでぜひお祝いごとや記念日にはこれらの高級日本酒とともに最高の時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

当店・零下ではマイナス5℃の管理とチルド配送を徹底しておりますので、最高品質の状態で日本酒を飲みたいというご要望にしっかりお応えすることができます。また商品選びに迷った際には、お気軽にお問合せをいただけますと幸いです。

この記事の監修者

日本酒王子の写真

日本酒王子

近藤悠一

Sake Prince, Yuichi Kondo

・店舗のない日本酒専門店「さくら酒店」代表取締役社長
・YouTuber
・NHK文化センター・毎日文化センター日本酒講師

1980年、岐阜県大垣市生まれ。
金沢大学在学中、ニューヨーク州立大学バッファロー挍へ1年間派遣留学。 日本人としてのアイデンティティを強く感じさせられ、日本文化において最も好きな日本酒を専門とする酒屋になることを決意。
大学卒業後、商品先物取引業者での勤務や、日本酒専門店・山中酒の店での店長職を経て、2013年に「さくら酒店」を創業。
「日本酒王子」としてマリアージュのイベント企画開催、法人様向け営業、人事労務などを担当。利酒師合格経験あり。
これまで5000種類以上の日本酒を利き酒してきた実績を活かし、YouTubeチャンネル(登録者数5000人超)では、日常に寄り添ったおすすめの日本酒を「忖度なし」で紹介。
LINEオープンチャット「教えて!日本酒王子」の参加者は600人にのぼる。