冷酒で飲みたいおすすめの日本酒について、当店・零下で厳選した15商品の中から、52名のお客様に投票をしていただきました。
本記事では、そちらの投票、およびアンケートの結果をもとに、冷酒の日本酒ランキングTOP10をご紹介していきます。
冷酒を味わい尽くす上での、こだわりや楽しみ方についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【調査の内容】日本酒ファンにアンケートを実施
以下の内容で「おすすめの冷酒」についてアンケートを行いました。
- 対象者:当店・零下の「メルマガ登録者」「オープンチャット登録者」「SNS購読者」
- 調査期間:2024年7/10〜7/16
- 有効回答:52件
約85%の方が週1回以上、60%以上の方が週3回以上日本酒を飲まれる、という日本酒を日常的に飲まれている方に多くご回答をいただきました。
冷酒をさらに楽しく味わう方法 3選
そもそも冷酒とは、5〜15℃程度に冷やした日本酒を指します。
日本酒通のみなさまの「冷酒を飲む際のこだわりや楽しみ方が気になる!」ということで、こちらもアンケートを実施。たくさんの回答をいただきましたので、まず先にご紹介をさせていただきます。
酒器にこだわる。器を変える
最も多かったのが、冷酒にあわせて酒器を変えるというもの。
中でもワイングラスで飲みたい、という回答を多くいただきました。もちろん平盃、お猪口で楽しむというお声もあり、日によって器を変えて楽しむという方もいらっしゃいました。
★お客様のコメント
- ワイングラスの方が雰囲気もいいし飲んでいて楽しい。香りなども含めて他の酒器よりもグラス系がファーストチョイスです。
- どういう器で飲むかをあれこれ考えるのがけっこう面白いです。
- ワイングラスも冷やしてから飲むようにしています。
温度を変える。変化を楽しむ
冷酒は、5℃ごとに「雪冷え(0-5℃)」「涼冷え(5-10℃」「花冷え(10-15℃)」と飲み方の名称が変わるほど、温度を変えることは王道の楽しみ方とも言えます。今回のアンケートではより冷たい温度帯が人気がある印象を受けました。
★お客様のコメント
- 冷酒はキンキンに冷やして飲みたい。
- 徐々に温度が上がっていく時の味の変化を楽しむ
飲み方を変える
最後は、飲み方を変えるというもの。最近では、日本酒をソーダで割った飲み方も非常に人気があるようです。割り方ではありませんが、常に2種類のお酒を飲み比べというご意見もいただきました。
★お客様のコメント
- ロック、炭酸割りなど色々な飲み方で味わう。
- 身体がきついときは氷や炭酸を入れます。
冷酒におすすめの日本酒ランキングTOP10
当店・零下で独自に選んだ「冷酒におすすめの日本酒」おすすめ15選の中から、TOP10までランキング順にご紹介していきます。TOP5まではお客様からのコメントもご紹介。
今回は、当店・零下で人気かつ定番の商品に厳選して、お一人様最大3票までという制限で投票をしていただき、計138票が集まりました。
1位:東洋美人 壱番纏(いちばんまとい) 純米大吟醸(23票)
堂々の一位は、赤と金の華やかさなラベルが象徴的なこのお酒。
甘みと透明感に浸れる味わいは、これぞ東洋美人!と通をもうならせるほど。
日本酒に慣れていないビギナーの方にも、絶対に飲んでほしい一本。
★お客様の投票理由
- 外せない一本。
- 東洋美人の中で最も好きなお酒
- 甘味、旨みを感じる酒でした
2位:作 雅乃智 純米大吟醸 中取り(20票)
作(ざく)人気は当店でも不動のもの。
一番クリアな「中取り」のみを詰めたデリケートでエレガントな一本。
吟醸香と丸みのある上品な甘みを堪能してください。
★お客様の投票理由
- 冷酒はジューシーさが1番
- 香りと飲みやすさ
- 風味が自身の好みに合う
3位:伯楽星 純米大吟醸(18票)
2位とはわずか2票差で3位に。究極の食中酒でおなじみ、伯楽星の純米大吟醸。
40%精米の雄町を使用した伯楽星は、雄町のふくよかさと伯楽星らしいシャープさが同居した、素晴らしいバランスに仕上がっています。JAL国際線ファーストクラス搭載酒。
★お客様の投票理由
- 飲んでみて、こりゃすげーと思ったことを鮮明に覚えています
- 飲みやすい。
- 冷酒で飲んで美味しいから
4位:雨後の月 特別純米 十三夜(13票)
定番商品の中では、売上本数も「三井の寿+14」「東洋美人 壱番纏」に次ぐ第3位(執筆時点)。
13%の低アルコールながらコクもバランスも◎な一本。
酒販店の中でもわずか8軒のみが取り扱うことができる希少なお酒。
★お客様の投票理由
- 低アルコールで飲みやすい。
- 後味スッキリ。
- 美味しかった!
5位(同率):文佳人 リズール 純米吟醸(9票)
「まるでマスカット」という言葉がぴったりな日本酒。
上品な白ブドウの香りが食欲をそそる限定純米吟醸です。
ワイングラスで飲みたくなる王道の一本。
★お客様の投票理由
- 文佳人はリピートしています。
- 昨年初めて飲んで飲みやすかったです。
- 好きな銘柄です。
5位(同率):津島屋外伝 父なるライン 純米 無濾過生原酒 うすにごり(9票)
零下で最も人気の日本酒スパークリング。パーティーシーンの乾杯にぴったりです。
軽やかですっきりとした味わい、日本酒の常識を覆す発泡感に感動すること間違いなしの一本。
★お客様の投票理由
- シュワシュワ感とスッキリした味わい
- 発泡は間違いない!!
7位(同率):安芸虎 深海の宇宙 純米大吟醸(6票)
宇宙初!宇宙空間で10日→深海6000mで4ヶ月という過酷な環境を生き延びた「宇宙深海酵母」を使用!
バナナ系の香りが爽やかに立ち上り、口に含むと広がる濃醇な旨味とあと切れの良い酸味が特長的。
7位(同率):石鎚 純米吟醸 山田錦(6票)
Kura Master2024 純米大吟醸酒部門にて金賞を受賞。
兵庫県産の特等山田錦を50%まで磨き、丁寧に低温発酵した一本。
洋梨のような瑞々しい香りに優しい膨らみのある旨味が、飲めば飲むほどじんわりと体を包み込んで離しません。
7位(同率):寒紅梅 純米吟醸 トレセ(6票)
ワインと同程度のアルコール度数に仕上げた、日本酒初心者やワイン好きにもおすすめの一本。
若いメロンのような青さのある香りと口に含んだ瞬間にシャープに駆け抜ける軽やかな味わいが爽快です。
7位(同率):愛宕の松 Sparkling(6票)
「抜群の安定感」、故にスパークリングで迷ったときはまずこの一本がおすすめ。
ほのかな苺の様な香りと上品な甘みが軽やかで、弾ける泡が爽快に後味をまとめ上げてくれます。
【2024年最新・冷酒部門】高級な日本酒 売上ランキングTOP5
ここまでは定番商品をご紹介しましたが、ハレの日に特別な日本酒を飲みたいというお客様も多いため、5000円程度で購入できる日本酒に絞って、2024年の最新ランキング(執筆時点)をお伝えします。こちらも、まずはぜひ冷えたワイングラスで楽しんでみてください。
1位(同率):伯楽星 純米大吟醸 東条秋津山田錦 29%精米
最高ランクと呼ばれる秋津地区の山田錦(特上米)だけを使用した、伯楽星のプレミアムライン。
自社精米で29%まで磨きあげた透明度の高いその液体は、バナナやメロン、いちごを想わせる上品な果実香に包まれ、 ふくよかで柔らかい甘みが秀逸な一本。
1位(同率):寒紅梅 純米大吟醸 35
リンゴやパイナップルを思わせる吟醸香。口に含んだ瞬間に優しく滑らかに広がる上品な甘みと、すっきりとしたミディアムボディが心地良い一本。
3位(同率):作(ざく) 槐山一滴水(かいざんいってきすい) 純米大吟醸
IWC 2024 純米大吟醸の部 ゴールドメダルを受賞し、一気にランクイン。
40%まで磨いた山田錦を低温でじっくりと発酵させた純米大吟醸は、古来より尊貴の木と言われてきた槐(えんじゅ)のごとく、気高い香味と心地良い余韻を併せ持ちます。
3位(同率):百十郎 白金 純米大吟醸
「百十郎」ブランドの最高峰の純米大吟醸。
パイナップル系の華やかな吟醸香がスムーズに広がり、優しい甘みと透明感のある味わいが特長的です。特別パッケージボックスも煌びやかで、様々なシーンのギフトにおすすめです。
3位(同率):東洋美人 特吟 愛山
お米のダイヤモンドとも称される「愛山」を40%まで磨き、低温にて長期発酵させて生まれた東洋美人(とうようびじん)の純米大吟醸。
苺やバニラのような甘みを感じさせる香りから、 口に含んだ瞬間に広がるグラマラスな旨味が色気たっぷり。
上記以外でのおすすめは?
ちなみに当店でお取り扱いのある・なしに関わらず、冷酒で飲みたい日本酒としておすすめの商品を聞いてみましたので、いくつかご紹介させていただきます。
- 三井の寿 大辛口+14:スパっとしたキレはビールのよう。
- 文佳人 夏純吟:夏に飲むならこれ!美味しい!
- 残響:兎に角、別格の美味さ。
- 新政 No.6 x-type DIRECT PATH:今までに飲んだ日本酒の中でも最高の1本。
- 伯楽星純米大吟醸雪華:過去に四合瓶を30分以内で空けちゃったのはこのお酒だけ。
- 鍋島山田錦純吟生、寒紅梅山田錦純吟生:甘すぎは合わないので、スッキリしたフルーティーな香りと甘味と米の旨みか濃厚な旨み。
- 二兎 純米 サテン:バランスの取れた味わいで夏酒の中では一番好きです。
- 房島屋:地元の酒で、初めて日本酒の深みを知った
- 零響:うますぎる~の一言
などなど、他にも本当にたくさんのご意見をいただきました。
最後に
冷酒におすすめの日本酒をより多くの方に楽しんでもらうことを目的として、ランキング形式でご紹介しました。
今回のアンケートではあくまで当店・零下で人気がある商品をピックアップしているため、偏りのある結果であることは付け加えさせていただきます。
本記事が、みなさまのこれからの日本酒ライフをより楽しいものにするきっかけになれたらとても幸いです。